1956-04-20 第24回国会 衆議院 地方行政委員会 第39号
そうだとすれば、やはり問題の所在は教養いかんになければならない。それからその他の問題にいたしましても、自供を強要させるというようなこと、あるいは被疑者の妻に対する暴行事件、あるいは拷問事件というようなものも、単なる特権意識だけでなくして、警察内部におけるそういうホシかせぎというような問題が、ここまで追い込んでいるのではないか、こう考えて参りますと、戦前における警察と何ら変りがなくなる。
そうだとすれば、やはり問題の所在は教養いかんになければならない。それからその他の問題にいたしましても、自供を強要させるというようなこと、あるいは被疑者の妻に対する暴行事件、あるいは拷問事件というようなものも、単なる特権意識だけでなくして、警察内部におけるそういうホシかせぎというような問題が、ここまで追い込んでいるのではないか、こう考えて参りますと、戦前における警察と何ら変りがなくなる。
また國民の教養いかんによつては、無責任と分裂解体と弊を包藏するといわるる民主主義をして眞に成功せしむるのもまた教育にあるのであります。しかもこのことたる、心だにあらば。われらが自力によつて実現し得る問題であります。 ややもいたしますれば、食糧問題、インフレ問題等、衣食住の問題は、常に先に考えられ、文教の問題は目に見えないものであるから、あとに忘れられがちでもあります。